遺産相続で仲が悪くなる

遺産相続が理由で兄弟の間で揉める、という話はよく耳にしますね。しかし、どれくらいの人がそのことについて真剣に考えているでしょう。仲がいいから、いざという時はしっかりと遺産分けできるだろうと思っておられる方がいれば、考えを改めてください。そうして、何の準備もしてこなかった方がいざ遺産相続の話になると揉め始めてしまいます。

さらに本当に兄弟は今の兄弟で全てなのでしょうか。亡くなってから、実は養子が現れることもあります。ドラマのことのように思うかもしれませんが、実際に誰にでも起こり得ることなです。最悪、裁判で決めることになると時間も掛かり、それこそお金も掛かります。

仲がいいとお互いに思っていた兄弟や姉妹でさえ、起こる珍しくない問題だという認識をしておきましょう。また、親の方が遺書を書かない場合がありますが、それも火種になってしまいます。いくら仲が良くて、信頼していたとしても遺産相続となれば話は別です。自分が亡くなる前には、しっかりと身の回りの整理をしましょう。

誰にどのくらい遺産を残すのか、持ち家があればそれはどうするのかなど、細かいことですがきちんと決めてしまいましょう。遺産相続のことをしっかりと考えるのは、子どものためでもあります。まだまだ大丈夫だと思っていても、いつ何が起こるのかわからないのが人生です。仲が良かった兄弟、姉妹が憎しみ合うことなく納得して過ごしていくためにも、自分のいなくなった後のことは自分で決めておきましょう。

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